第2回「若モノ×議会」まちづくりワークショップを開催しました

 令和6年2月17日(土)に役場大会議室において、第2回目となる『若モノ×議会』まちづくりワークショップ』を開催しました。
 今回は、ファシリテーターとして御宿町在住の高校生である吉野有咲さんにお願いして、テーマも、2つの決まったテーマのほか、フリートークでのテーマも加えて実施しました。
 当日は、10名の議員のほか、高校生7名を含む19名の方が参加して実施しました。

▲ワークショップが開催され、少し緊張気味の皆さんの様子

 

議会は挑戦し続けます

 提案いただいたアイデアを実現するためには、議会だけでなく町長にも賛同いただく必要があり、大きな課題の一つとなっています。
 これまでは、一般質問等での議員個人の提言に留まっていましたが、今後は、頂いたアイデアについて議会内で協議し、書面にした上で議会全体として町長に投げかけてみよう、ということになりました。
 これからも失敗を恐れずに挑戦を続けてまいります。応援をよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

▲全体ファシリテーター 吉野 有咲 氏(高校3年生)、サポートファシリテーター 松下 啓一 氏(元相模女子大学教授)をお招きしました

 

第1回目のワークショップに参加後、議会から依頼して、今回ファシリテーターを引き受けてくれました。

 

今回もたくさんのアイデアがまとまりました。

 Aグループ  テーマ:子育て世代の移住促進のアイデアについて

 

「仕事場を増やして御宿で就職したい、勉強する場として図書館がほしい」

・子育て世代、高校生、両世代の希望は、仕事場と図書館が欲しいと一致した。

・移住促進のアイデアとして、お試しで山村留学を1ヶ月~1年する、賃貸物件に補助金を出す、農業、畜産、酒づくり体験をするなど、御宿を好きになるきっかけづくりをしたらどうか。

公園、カラオケ、ボーリングなどのアミューズメント施設カフェが欲しい。

・無いものを作るためには、大きくいきなりやるより、今、かぐやDEアミーゴがやってるように、小さな場所で小さな活動から始めればいいんじゃないか。

 

 

 

Bグループ  テーマ:子供の遊び場・みんなが集える場所を増やす方法についてグループ

 

「交通の便の良い場所に複合施設を作れば町が活性化するしみんなが集える」

図書館大きな公園、ファミレス、カフェなど、すぐにみんなで集まれる場所は、一ヵ所にないと結局行かなくなるので、併設した複合施設を作れば、みんな集まりやすい。

・複合施設というと道の駅やイオン、アリオなどだが、御宿町にはそこまで大きいものではなく、最低限のものがあれば町は活性化するし、子どもやみんなが気軽に集まれる。

・資金は、町有地を売却したり、クラウドファンディングでお金を集めればいいのではないか。

・複合施設の場所は、須賀多目的広場や駅裏の広い土地はどうか。駅から近く、行くまでの交通手段を整えると行きやすい。

 

 

 

Cグループ  テーマ:子ども・若者・高齢者の多世代が楽しめて集まれる場所と効果について(フリートーク)

 

「サンドスキー場の復活や須賀多目的広場に遊具を設置して交流の場を増やしたい」

 多世代で楽しめて、御宿町に移住が増えるにはどうすればいいか考えた。

・場所は、サンドスキー場で、スキー・ソリなどを楽しむ。遊ぶためのソリは各家庭など、自分たちで作って遊べるように工夫する。須賀多目的広場に御宿町のシンボル的ならくだなどを使った、いろんな遊具を建てたらいいのではないか。

・施設に移動する道路を交通整備して、安全に移動できるようにしたい。

・もっと宣伝して、宣伝する効果で、御宿町の名前を広めたい。

・集える場所が増えると、色々な人との交流が増えるので、若者や高齢者たちの意見を融合したい。

 

 

 

Dグループ  テーマ:キーワードは海、食、土地、娯楽、教育の5つ(フリートーク)

 

「海付近の駐車場料金の設定はエリアごとに」

・海付近の駐車場料金は、単純に無料にしてしまうと混み合うので、海の直近は2,000円、少し離れたところは1,000円。遠いなら無料にして料金を選べるようにするのはどうか。

・御宿のいいところ、海岸・海がきれい、ウミガメがいるなどをYouTubeで流して露出を増やす。

・食・ジビエについて、キョンの問題、猪などが穴を掘ってそこに水が入って崩れたりマダニの問題など、単純に有害鳥獣が増えているという問題だけではなくて、健康面、安全面、財政面での問題にもなる。逆にそれを活かして、リアルもののけの里ツアーみたいなものを実施すれば、娯楽にも繋がり、インバウンド対策にもなる。

・土地は、公園がない子どもたちの遊ぶ場所がないあと空き家問題。

 

 

 

Eグループ  テーマ:町内の専門家による情報発信のための講座を開催(フリートーク)

 

「町内の専門家による情報発信のための講座を開催してはどうか」

・御宿にはリソースとして豊かな自然など良いものがたくさんあるのに、上手くみんなに伝わっていない。もっと広報に力を入れなきゃいけない。

・役場のホームページや広報誌があるが、宣伝の仕方も専門的なやり方があるため、勉強してもらって、もっと情報発信していかなければいけない。役場が中心になって御宿のことをしっかりアピールして、そこに御宿町内の個人がさらに情報発信すれば相乗効果になるのではないか。

・町内の起業家で情報発信に精通している方を講師として、役場で講座を開いて、町内で興味がある方、町の職員が参加して問題を共有して、やり方を勉強すれば、広がりも出てくるのではないか。

 

 

アンケートを実施しました

◆アンケート集計表

◆アンケート用紙

 

 

会場内に子どもたちのスペースを設けました

 当初は別室に託児所を設ける予定でしたが、会場内に子どもたちのスペースを設けて実施しました。

 ファシリテーターの松下先生からは、「こどもたちが走り回るワークショップは全国で初めてではないか。前回よりもどんどん発展してきているね!」というお褒めの言葉をいただきました。

   

 

 

 

勝浦市議会から傍聴にお見えになりました

 勝浦市議会から、2名の議員が当議会のワークショップの傍聴にお見えになり、先生やいろいろな方にお尋ねになっていました。

 

 

 御宿町議会は、住民の皆様と意見を交換できる場づくりについて、これで終わることなく、継続的に実施してまいりますので、皆様のご協力をお願い申し上げます。

 

 

担当課:議会事務局